年の瀬を迎え、木枯しとともに大寒波襲来です。すっかり枯葉を落とした木々。早朝、地表は霜柱で覆われ、再製工場の温度計表示は摂氏0度以下。まるで年明けの寒さが一足早く訪れたかのようです。
今年も福茶の進呈を始めました。
福茶は若水を沸かした湯で煎じ、一年の悪気を払うために服する健康招福の茶といわれ、千年もの歴史があるそうです。現在では縁起物としての要素がとても強いように思われます。でも年の初めの一服なら本当に体に良く、おいしく飲んでほしいもの… という訳でできあがった備前屋の福茶。
坂入徳次郎画伯制作の福茶外袋
原材料は『穀物の王様』と呼ばれる「はとむぎ」、アントシアニンを含む「黒豆」、ミネラル・アミノ酸たっぷりの「結び昆布」、ビタミン類あふれる香ばしい「玄米」。主役はポリサッカロイド・カテキンを多く含む番茶。使用したのは強い火入れを施した「さやまみどり」。これなら他の配合材料の風味をしっかりと受け止め、緑茶飲料としての味わいを深めてくれます。さらにはテアニンを多く含む抹茶を加え、鮮やかな水色を実現。もちろん番茶も抹茶も狭山茶100%。飲み終った後は急須の中で ほどよく蒸らされた はとむぎ・黒豆・結び昆布を召し上がっていただくのも一興です。
福茶一袋5gの内容:「さやまみどり」と手焼き玄米・花玄米+抹茶「翡翠」手前左より「はとむぎ」「結び昆布」「黒豆」
単なる縁起物としてだけではなく、機能性を供えた上質な緑茶飲料に仕上がったと思います。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎