ファーストフラッシュ
管理者
http://373964.harcourttrade.tech/5180
2011.06.11
22:04:44
12343
例年になく早い梅雨入りの今年。気温はさほどではないにしても、湿度の高い日が続いています。再製では茶が傷まないよう、気づかいな季節です。近所の中学校では夏の日差しよけに「緑のカーテン」に挑戦しており、昨年は見事に3階建ての校舎南面を覆うことに成功。備前屋本店では数年前に朝顔でチャレンジたものの、屋根までは届かずカーテンには役不足でした。店先を飾る夏の風情としては最高でしたが・・・。本店は店
舗の入口が西向きのため、夏は西日が長時間差し込みます。今夏の電力不足にそなえ再挑戦。今回の主役はゴーヤー。どうなることやら。いずれにしろ「よしず」よりは涼しげでしょう。
昨年“プロフェッサー”こと
増岡伸一氏が春芽の手摘み茶でつくった紅茶
の芳香が忘れられず、ファーストフラッシュの製造に挑戦しています。昨年備前屋が扱った品種は在来種を含め13種類。生産家の協力を得ながら、色々な品種に萎凋を施し、醗酵度合いを変えながらのチャレンジです。
紅茶の不思議さは、それぞれの工程で香気がガラリと変化するところ。馥郁たる萎凋香が揉捻工程では青臭になり、醗酵中は甘い香気が立ち上る。その後も殺青⇒乾燥とそれぞれの工程で香気が七変化。日本茶を生業とする者にとって、特に『醗酵』工程はブラックボックスに感じます。気温・時間・品種によって結果が様々。夏芽前に全品試飲を行い、データを整理しておきたいと考えています。製茶前の萎凋香が製品にどう反映されるのかが一番の関心事です。
それにしても、不醗酵の日本茶とは全く異なる香りの世界。様々な香気に翻弄されながらも、身体まで染まってしまいそうな芳香に包まれるのは快感です。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎
この書き込みを..
6月度.png (41.1KB)(126)
green c.2 (74.2KB)(399)
green c..jpg (84.6KB)(116)
Bt.jpg (73.7KB)(86)
戻る
番号
タイトル
投稿者
日付
72
「さやまかおり」セカンドフラッシュ
管理者
2012-04-06
71
かぶせ茶「ごこう」
管理者
2012-03-30
70
手揉み茶と搾り出し
管理者
2012-03-10
69
狭山純在来種の火入れ
管理者
2012-02-24
68
ドラム式火入機
管理者
2012-02-09
67
雪の茶園
管理者
2012-01-28
66
小正月
管理者
2012-01-15
65
なでしこ美人 その後
管理者
2011-12-19
64
炭火の威力
管理者
2011-12-08
63
手火入れ「さやまみどり」
管理者
2011-11-29
62
口切りの儀
管理者
2011-11-04
61
平成23年度産『白萩』
管理者
2011-08-31
60
狭山純在来種
管理者
2011-08-17
59
やぶきたの底力
管理者
2011-08-08
58
なでしこ美人? 誕生
管理者
2011-07-27
57
「マル志」のふくみどり
管理者
2011-07-20
56
釜炒り製水出し茶
管理者
2011-07-10
55
蒸し製ブル-ベリーティー
管理者
2011-06-21
ファーストフラッシュ
管理者
2011-06-11
53
手摘み茶荒合
管理者
2011-06-01
戻る
書き込む
最初のページ
2
3
4
5
6
7
8
9
10
最後のページ
タイトル
内容
タイトル+内容
コメント
名前
ニックネーム
ユーザーID
タグ
検索
取り消し